ワクチンの職域接種に企業が柔軟な対応を取るための方法とは

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最終更新日 2023年6月6日

ワクチンの職域接種に企業が柔軟な対応を取るための方法とは

 

新型コロナウイルスワクチンの接種が医療従事者や高齢者から順に開始されました。その中で、ワクチンの接種方法のひとつである「職域接種」が話題となっています。
職域接種とは、企業や大学等において、職域(学校等を含む)単位でワクチンの接種を行うものです。これにより、ワクチン接種に関して地域や自治体の負担を軽減し、より多くの人により早く接種できるようになります。この職域接種が2021年6月21日から始まったことを受け、職場接種の実施に向けて準備を進める企業が増えています。
しかし、企業が職域接種を実施するためにはいくつか課題があります。

本記事では、職域接種予約に関する課題や、それに対するシステムの解決策を、実際のお客様事例も踏まえながらご紹介します。

 

目次

企業の職域接種予約に関する課題

Web上の申請機能を利用した従業員からの職域接種予約

職域接種の予約に活用できるCOMPANYの機能

職域接種予約におけるシステム活用事例

これからは変化に柔軟に対応できるしくみを

 

企業の職域接種予約に関する課題

職域接種を実施するには、いくつかのステップが必要です。

①政府へ職域接種実施の申請
②医師・看護師等の医療職の他、会場運営のスタッフ等、必要な人員の確保
③接種会場の確保

これらを企業や大学側で実施します。

そのうえで、必要なワクチン量の算定やスケジュール設定(接種計画の作成)をする必要があります。このためには、従業員に対するアナウンスと同時に、接種を希望する従業員からの申し出を受けるしくみや、予約に関して具体的な接種日時の調整が必要です。

人員の確保や会場の確保はできたとしても、どのように従業員からワクチン接種の申し出を受けるのか、どのように予約日時を調整するのかについて頭を悩ませている企業の担当者の方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は申請システムを活用したワクチンの職域接種予約方法について、実際の事例もあわせてご紹介します。

 

Web上の申請機能を利用した従業員からの職域接種予約

職域接種を実施するにあたり、従業員からの接種希望の申し出はたとえば下記の方法で実施されるかと思います。

・Excelやスプレッドシート等で申請書を作成し、希望日時を記載して提出してもらう
・GoogleフォームのようなWeb上の申請フォームを利用して実施する

ただ、この場合は定員の制御を自動で行うことができないため、ある日程に希望者が被ると後からリストを整理して再度日程調整を依頼しなければならなかったり、都度申し込み状況をチェックする必要があったりする等、運営する側の定員管理が煩雑になることが予想されます。


新たに予約システムを導入することも可能ですが、もし申請機能を持つシステムを利用している場合は職域接種予約にも活用することができるかもしれません。一度どのように活用ができるのか、既存のシステムを見直してみることをおすすめします。

 

職域接種の予約に活用できるCOMPANYの機能

では、具体的にどのようにすればシステムを活用することができるのでしょうか。

たとえば当社製品のCOMPANYでは「汎用予約申請」という標準機能があります。「汎用予約申請」を利用すると、管理者が予約枠を作成・管理し、従業員が予約制御に沿って申請することが可能です。
これにより、運営側が定員管理をせずとも、あらかじめ用意した予約枠に対して、従業員が接種可能な枠を選択し、予約申請を行うことができます。
 

 

予約画面.png

汎用予約申請をコロナワクチン予約申請として利用した場合の画面

 

職域接種予約におけるシステム活用事例

職域接種の準備にあたり、COMPANYの汎用予約申請機能をコロナワクチン予約に活用することで、下記を実現されたお客様がいらっしゃいます。

・設定変更のみで予約のしくみを構築
・COMPANYの利用検討開始から5営業日で設定完了し、
 スピーディーに従業員へのアナウンス・予約を開始

 

たとえば以下の場合は、所属会社、事業所、職種で絞り込みをし、選択可能な予約枠のみを表示することが可能です。

 

枠選択.png

 

また、以下のように、予約者を一覧で確認することも可能です。

 

CWS_予約枠確認画面.JPG

 

このように、世の中の変化に柔軟に対応できるシステムを使うことで、職域接種の予約というレアなケースにもすぐに対応できることがわかります。

 

COMPANYの申請機能についてさらに詳しく知りたい方はこちら

これからは変化に柔軟に対応できるしくみを

今回は、職域接種の開始に伴い、企業の職域接種予約に関する課題から、システムを利用することで柔軟に対応する方法をご紹介しました。

COMPANYの「汎用予約申請」を利用した職域接種予約はひとつの例ですが、今後変化が激しい世の中においては、急なニーズにスピーディーに応えていくことが不可欠であると考えます。

目の前の利便性や使い勝手だけを考えるのではなく、長期的な目線に立って業務やシステムを考えていくことが必要と言えるでしょう。

変化の激しい時代において「COMPANY」は豊富な標準機能と柔軟性を兼ね備え、お客様の迅速な意思決定をシステムの観点からサポートし続けます。

 

本記事が企業の悩める担当者様の考えるヒントになれば幸いです。
 

COMPANYの概要について詳しく知りたい方はこちら

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