TOPPANエッジ株式会社

TOPPANエッジ


写真左奥から:
TOPPANエッジITソリューション株式会社 管理本部 人事部直轄 シェアードサービスグループ 佐藤 史菜 様
TOPPANエッジ株式会社 総務部 人事運用チーム 部長 水上 豊 様
TOPPANエッジ株式会社 総務部 人事運用チーム 担当課長 加茂 正信 様

左手前から:
TOPPANエッジITソリューション株式会社 管理本部 人事部直轄 シェアードサービスグループ 宮沢 りな 様
TOPPANエッジITソリューション株式会社 管理本部 人事部直轄 シェアードサービスグループ 中野 和夫 様
TOPPANエッジ株式会社 秘書室 室長 兼 総務部 人事企画チーム 部長 矢野 匡哉 様
TOPPANエッジ株式会社 総務部 人事運用チーム 進藤 薫 様

「情報」を核に印刷からIoTまで、アナログ・デジタルの双方向からデジタルハイブリッドな事業を展開するTOPPANエッジ株式会社 (旧トッパン・フォームズ株式会社) 様。2003年に「COMPANY」をご採用いただき、これまでグループ会社の再編や法改正等人事部に迫る様々な変革に対応してきました。当時の採用理由から導入の成果、今後の展望まで、「COMPANY」と共に乗り越えた18年間を伺いました。

法人名
TOPPANエッジ株式会社
本社所在地
東京都港区東新橋1-7-3
創立
1955年5月
資本金
117億5,000万円(2020年3月時点)
売上高
1,768億円(2023年3月期)
主な事業内容
TOPPANエッジは、「情報」を核とした「インフォメーションソリューション事業」「ハイブリッドBPO事業」「コミュニケーションメディア事業」「セキュアプロダクト事業」の4つの領域で事業活動を展開し、新たな事業・サービスの創出へも積極的に取り組んでいます。
業種

課題

・グループ会社9社、8,000名以上が対象の人事業務

・個別管理から一元管理する方針への変更

解決策

・人事業務を幅広く網羅する標準機能

効果

・不要な業務の削減と9割以上もの紙の帳票を削減

・組織改正や法改正にも追加費用なくスムーズに対応

導入経緯 人事管理のシェアード化を見据えたシステム選定

――はじめに、現在の「COMPANY」利用状況を教えてください。

矢野様

現在「COMPANY」を利用し、TOPPANエッジと国内のグループ会社9社合計約8,000名を、シェアードサービスを提供するTOPPANエッジITソリューション株式会社 (旧トッパン・フォームズ・オペレーション株式会社)で管理しています。

 

――2003年に「COMPANY」を採用いただいていますが、当時導入を決定された経緯をお聞かせください。

矢野様

もともと当社は創業時から現地主義で、グループ会社の人事管理も基本的にはその会社に任せていました。20年程前、その方針が変更になり、グループ会社まで管理できる人事システムの選定を開始しました。当時は他社の人事システムも検討していましたが、製品説明を受けてこちらが気になった点を質問しても、人事業務のことを理解した回答を得られず、不満を持っていたんです。しかし「COMPANY」は、はじめは飛び込みで営業に来ておりその後プレゼンを依頼したところ、人事業務を十分理解した上で、こちらの質問すべてに対して回答をしてくれました。選定中、何度もデモを行っていただきましたが、「COMPANY」の業務網羅性の高さには驚かされました。

 

中野様

矢野も私も導入以前の給与システムを自ら運用していたので、「COMPANY」の標準機能として備わっている多彩な計算設定や遡及機能に満足するとともに、移行は無理だろうとあきらめていた寮・社宅費の日割り、控除口座振り込みなどのマニアックな設定類がいずれも可能と分かり「えっ、こんなことまでできるの」と、その機能の豊富さに驚いたことを覚えています。

 

矢野様:

デモを繰り返した上で、中野と「これならいけるんじゃないか」と相談し、最終的に当時の社長にも直接デモを見てもらい「COMPANY」の導入を決めました。

 

――標準機能でファミリー会社も管理できる人事システムとして、「COMPANY」を評価いただいたのですね。ファミリー会社含め、実際の導入はどのように進められましたか。

中野様:

まず半年かけて、2003年10月に最初の2社で「COMPANY 人事・給与」の人事を稼動させ、それから半年後の2004年4月に同じ2社の給与をカットオーバーさせました。その後は残りのファミリー会社の導入をそれぞれ3ヶ月程度のスパンで進め、並行して「COMPANY Web Service」の導入。最後に、2004年10月から「COMPANY 就労・プロジェクト管理」の導入を行いました。

途中、2003年6月に本社ビルの移転があり、プロジェクトが一次中断したこともありましたが、概ね当初のスケジュール通り導入が完了しました。

 

矢野様:

当時「こんなに移行がすっきりできるのか」と話していましたね。「COMPANY」を導入する10年前に、それ以前に使っていた人事システムの導入も私たちは各々の会社で担当しましたが、その時は徹夜の連続で、土日出勤当たり前でしたから(笑)。

 

――スムーズに導入できた理由は何だと思われますか。

中野様:

担当コンサルのサポートですね。何か課題が発生するたびに、必ず解決まで一緒に対応してくれました。

あとは、プロジェクトリーダーの矢野がシステムに精通していたので、話が早かったですね。人事給与の法律知識や運用のルール等を把握したうえで、システム的な思考を持っていると「こんな風に設定すれば実現できそうだ」という設計ができる。実際に設定を入れていく作業より、全体の設計をする方が難しい。

システムのことを分かっていれば、設計を行ううえで「システム的に考えればこういう機能は必要なので、どこかにあるはずだ」というあたりがつきます。そして「COMPANY」は機能が網羅的なので、実際にどこかにあるんです。

 

矢野様:

機能不足が大きな課題になったことは、まったく無かったですね。

 

トッパン様お写真2

写真右:TOPPANエッジ株式会社 矢野 匡哉 様
写真左:TOPPANエッジITソリューション株式会社 中野 和夫 様

導入効果① システム移行により帳票9割カットの成果、その後は会社の統廃合や法改正に18年間コストをかけず対応

――「COMPANY」を導入してよかったことは何ですか。

矢野様:

業務整理ができたことですね。たとえば、社会保険関係の適用事業所の整理、住民税の通知方法の改善等です。それまで不要に手間がかかっていた業務を、かなり削減できました。

1,000種類ほどあった紙の帳票を9割削減し、ペーパーレス化を推進できたのもよかったです。「COMPANY」はデータ出力がしやすかったので。

 

中野様:

紙の帳票に関しては、よく聞いてみたら実は使っていないものが多数存在していました。配布先の担当者もよく分かっていないが毎月送られてくるので保管しているというものや、チェックリスト系の帳票が多くありました。

 

矢野様:

「本当に必要なものは作るが、一旦担当者側でも見直してもらう」という方針で移行を進めたので、結果的に不要な帳票をかなり削減できました。

 

――18年間「COMPANY」をご利用いただいていますが、長期的な観点でよかったことはありますか。

中野様:

「COMPANY」導入後、グループ会社の再編が何度かありましたが、「COMPANY」で全く問題なく対応できたことです。
「COMPANY」の運用を預かる我々にとっては大きなイベントであり納期必達の対応でしたが、導入、運用経験から「COMPANY」に全幅の信頼を寄せていましたので我々も自信をもって対応できました。話を聞いた時点で頭の中で大まかな対応を組み立てて、その場でほぼ大丈夫だろうという判断ができてしまうくらいでした。その他、様々な場面での対応を行ってきましたが、出来ない、間に合わないといったことが無かったので本当に良かったと思います。

 

矢野様:

「COMPANY」導入以前だったら、無理だっただろうと思います。「COMPANY」を入れていなかったらどうなっていたか、考えるのは本当に恐ろしいですね(笑)。労働法制の改正に対しても、追加費用なしで対応できたため、その分のコストは確実に抑えられています。

導入効果② 他ユーザーとのネットワークを有意義に活用

――機能面以外で、「COMPANY」を利用するメリットはありましたか。

矢野様:

ユーザーコミッティを活用できる点はメリットですね。他のユーザーとの交流ができ、人事関連の業務含めて、お互いに困っている点について情報共有ができる。飲み会もしましたね。

 

*ユーザーコミッティとは:
「COMPANY」のユーザー様が加入するユーザー会です。ユーザー様同士で情報交換できる各種イベント、事例・ノウハウの紹介等を行っています。すべてのユーザー様がカスタマイズなしに同じ製品・同じ機能を使っているため、実運用についての情報交換もさることながら、開発も交えた細かな機能面の意見交換も活発です。
https://www.works-hi.co.jp/service/user-committee

 

――製造業のユーザー様同士で交流いただく「製造業合同定例会」でしょうか。

矢野様:

そうです。前回の開催は新型コロナウイルス感染症が拡大する前だったので、「東京オリンピックの期間中、通勤をどうしようか」という話をしましたね。人事担当者というのは比較的狭い世界で仕事をしているので、同業他社や異業種の人事の方と交流できるのは、とても助かります。

 

中野様:

ユーザー同士で「うち、こんなこと困ってるんですよ」という話が結構出てくるので、それぞれの困りごとに対して他社と比較したり、情報共有したりできるのは有意義ですね。

今後の展望 リモートワーク増加に対する対応と「人材の見える化」

――2020年は働き方が大きく変わった1年でしたが、TOPPANエッジ様内で何か変化はありましたか。

矢野様:

一番大きいのは、リモートワークが増えたことによる人事管理の課題ですね。たとえば、現場から上がってくるのは、コミュニケーションが減少したことによる評価への影響。人事的には、それによる処遇をどうするか、評価に利用するツールをどうしていくかが課題です。

また最近はリモートワークに関連して、見えにくくなった勤務状況を可視化するため、PCのログオン・ログオフ時刻を収集して「COMPANY 就労・プロジェクト管理」へ取り込み、画面上で参照させるしくみを構築しました。

 

中野様:

あとは、やはりリモートワーク時の通勤費はどうしても話に上がりますね。当社だけでなく、他社でも課題になっていると聞きます。ワークスヒューマンインテリジェンスのサイトに掲載されているビジネスコラムも参考にしました。

 

*通勤手当にまつわるワークスヒューマンインテリジェンスビジネスコラム:
在宅勤務に伴って通勤手当の実費支給を検討する際に考えるべき5つのこと
https://www.works-hi.co.jp/businesscolumn/transportation-fee
通勤交通費の実費支給化に見る、企業の課題と実施すべき対策とは【対応状況アンケート公開】
https://www.works-hi.co.jp/businesscolumn/transportation-fee-3

 

――今後の展望についてお聞かせください。

矢野様:

近年「HRテック」という言葉が使用されているとおり当社もそれを推進しており、「人材の見える化」が可能になるよう、様々な工夫を凝らしておりますが、そのデータベースの中核に位置付けられるのが「COMPANY」です。会社が個人により働きやすい環境を提供できるよう、個人の適性を様々な角度から分析できる情報が必要であり、それが人材の活用に繋がると考えております。「COMPANY」には今後もそのエンジンとして活躍してもらい、さらなる機能アップで発展してもらいたいと期待しております。

 

従業員規模

導入事例一覧へ

お問い合わせ 製品概要資料をダウンロードする

カテゴリから導入事例を探す

  • 業種
  • 従業員規模
  • 目的・課題

業種

  • 全て
  • 陸運
  • 輸送用機器
  • 製薬
  • 小売・流通
  • 公共
  • 建設
  • 教育
  • 協同組合
  • 化学
  • 医療・福祉
  • メーカー
  • IT
  • サービス
  • その他業種

従業員規模

  • 全て
  • ~2,000名
  • 2,001~5,000名
  • 5,001~10,000名
  • 10,001名~

目的・課題

  • 全て
  • クラウド化
  • システム連携・一元化
  • システム老朽化・使いにくさの解消
  • スマホ・マルチデバイス対応
  • ペーパーレス化
  • 業務効率化・管理コスト削減
  • 人材育成・キャリア支援
  • 人事データ分析・可視化
  • 多様な勤務形態の管理
  • 適材適所の人材配置
  • 独自制度への対応
  • 変化に対する柔軟な対応
  • 従業員エンゲージメント
  • 過重労働の防止
  • グループ会社のシステム基盤統一