「COMPANY」へのシステム一元化で、
勤怠の管理工数を1/3に大幅削減

写真左より:総務戦略本部人事・総務グループ 工藤 和子 様、上杉 美春 様 

写真左より:総務戦略本部人事・総務グループ 工藤 和子 様、上杉 美春 様

企業名
菅公学生服株式会社
本社所在地
岡山県岡山市北区駅元町15-1 岡山リットシティビル5F
設立
昭和4年(1929年)
資本金
1億円
従業員数
3,466名(グループ全体/2025年7月末時点)
主な事業内容
スクールウェア、スポーツウェアなど各種衣料の製造販売

1854年(安政元年)創業の菅公学生服株式会社様は、スクールユニフォーム業界の先駆者として、学校制服の企画・製造・販売や教育ソリューション事業などを展開されています。

同社では2009年から「COMPANY 人事・給与(CJK)」、「COMPANY Web Service(CWS)」を導入。さらに2024年から「COMPANY 就労・プロジェクト管理(CSR)」を追加導入し、人事から労務管理までを一元管理する基盤を整えられました。

今回、CSRを導入した経緯や選定のポイント、導入後の効果について振り返っていただくとともに、導入時に利用された「Pilot Consulting Service(PCS)」の「UX設計サービス」についてもお話いただきました。


※当社が提供するシステム選定支援コンサルティングサービス

課題

・二重入力や目視チェックによる膨大な業務負荷

・保守期限の切迫に伴う、最適な勤怠管理の再検討

採用理由

・人事から給与計算まで一気通貫で管理できる自動連携

・「UX設計サービス」による運用具体化

効果

・自動エラー制御により勤怠確認を1日から3時間へ短縮

・月40件の人事・勤怠の両システムへの重複登録を解消

 

 

――まずは、皆様のご所属やご担当と、COMPANYにどのように携わっているかを教えてください。

工藤様:
私と上杉は総務戦略本部人事・総務グループに所属しております。私はCOMPANYの導入当初から携わっていて、現在は主にCJKの運用を担当しています。

上杉様:
私は主にCWSの運用を担当していまして、今回のCSRの選定・導入にも関わりました。

COMPANYのご利用状況

――現在のCOMPANYのご利用状況を教えてください。

工藤様:
2009年からCJK・CWSを導入し、2024年からCSRを追加導入しました。現在、全国60法人80事業所のほぼ全拠点で、COMPANYを人事基盤として利用しています。
一部、外部システムを使用している拠点ではCSRが未導入ですが、将来的には労務管理も含めてCOMPANYに一元化する方向で検討しています。

 

 

導入製品:CJK、CWS、CSR

● CJK(COMPANY人事・給与):COMPANYの基本機能で、人事データ管理や給与計算等を実施
● CWS(COMPANY Web Service):ポータルサイトを通じて従業員が様々な申請を行うためのしくみ
● CSR(COMPANY就労・プロジェクト管理):様々な働き方に対応した打刻や休暇等の勤怠・労務管理機能
 

導入の経緯二重の入力作業や目視チェック...。業務負荷が大きい勤怠管理を見直したい

――CJKとCWSをご利用いただく中で、CSRを導入することになった背景や経緯を教えてください。

工藤様:
従来の運用では、もともと使用していた勤怠管理システムとCOMPANYの両方にデータを登録する必要があり、二重管理の状態でした。さらに、入力や目視チェックに多くの手間がかかっており、思い通りに管理できないもどかしさを感じていました。

そうした課題がある中で、勤怠管理システムのサーバー保守期限が迫ってきたことを機に、運用を見直すことにしたのです。自社にとって最適な勤怠管理のあり方をフラットに捉え直し、複数のシステムを比較検討しました。

選定の理由CJKとのシームレスな連携、柔軟性の高さが決め手に

――CSRを採用いただいた決め手はどのような点でしたか。

工藤様:
最大の決め手は、「人事就労リンク」「給与集計・連携」といったCJKとの連携機能が標準装備されているので、スムーズに連携でき、人事から給与計算までシームレスに一元管理ができる点です。以前使用していた勤怠管理システムでは、CJKとCSRを連携するためのしくみを項目ごとに都度開発する必要がありました。多くの時間とコストを要するため、開発不要でCJKと自動連携ができることを最重視しました。

また、CSRは他のCOMPANY製品と同様に機能の自由度が高く、やりたいことを実現しやすいと感じました。導入担当としては当初からCSRを有力な選択肢と考えていましたが、経営層に納得してもらえるかという観点でも検討を重ねました。

その結果、CSRを導入しCJK/CWSとSuite化することにより、業務効率とデータの正確性向上が期待できると判断し、導入を決めました。

 

――CSR導入時に「Pilot Consulting Service(PCS)」の「UX設計サービス」をご利用いただきましたが、率直な感想をお聞かせください。

上杉様:
CSRの詳しい提案を受ける過程で「設定次第で色々なことができそうだな」という感覚はあったものの、自分たちで適切に設定できるのか、どう運用すべきかが手探りの状態で、 とても不安でした。
そのような中で活用したのが「UX設計サービス」でした。これは、コンサルタントの方が私たちの現行業務(As-Is)を棚卸した上で、COMPANYを使った「理想の勤怠業務運用モデル(To-Be)」を一緒に描き出してくれるものです。移行後の具体的な活用イメージを早期に持てたことで、抱えていた導入への懸念を「これならいける」という確信に変えることができました。

 

菅公学生服株式会社 工藤様、上杉様

 

導入の効果稼働前から測定準備を実施。客観的で信憑性の高いデータで「丸1日→3時間」の短縮を実証

――CSRを導入後、効果測定に取り組まれたそうですね。測定方法についてお聞かせください。

上杉様:
経営層の意向もあり、CSRの稼働によって管理工数がどれくらい削減されるのか、導入前から効果測定を強く意識して準備を進めました。なんとなくの「体感値」ではなく、客観的で非常に信憑性の高いデータを示すため、事前に評価項目や測定方法を細かく取り決めたのです。まず行ったのは、導入前の工数の正確な把握です。工場や人事の担当者に協力してもらい、旧システム運用時に発生していた業務時間や工数、課題を感じていた業務をあらかじめピックアップし、精緻な工数を把握しておきました。

稼働前後の工数比較においては、「UX設計サービス」の専用フォーマットを活用して現状とあるべき姿を整理したことで、業務構造が可視化され、業務に対する解像度が格段に上がりました。「どの部分の工数を測定すべきか」「どこにどれだけの効果が出るか」という仮説を具体的かつ網羅的に立てられるようになったのです。これまでは月単位で大まかにしか業務を把握していませんでしたが、年間を通して定期的に発生する業務から不定期の業務まで、測定ポイントを明確にしてからCSR稼働後の数値と比較できました。

 

――効果測定を行った結果、どのような変化がありましたか。

上杉様:
特に大きな効果を感じているのは、勤怠チェック業務の効率化です。以前は帳票などを利用し、各工場の担当者や人事担当者が丸一日かけて一つずつ目視で勤怠状況を確認していました。それが今では、システムが自動でエラー制御を行うように設定したことで、チェック業務自体を簡素化することに成功しました。このしくみにより、私たちの確認作業は3時間程度に短縮できました。工場側のチェック作業も大幅に削減し、半日ほどで完了できるようになったと聞いています。

また、これまでは担当者が電卓を叩きながら勤怠を手計算していたため、給与担当や上長の承認作業に多大な時間と負担がかかっていました。さらに、工場では紙ベースでの申請が主流でした。入社手続きの面でも、毎月30~40件分ものデータを旧勤怠システムとCJKに二度入力する必要があり、無駄な手間が発生していました。
それがCSR導入後は、それらが機械化・自動化され、手計算の負担がゼロになりました。承認作業も非常にスムーズになっています。加えて、個人のモバイル端末から申請・打刻ができるようになったことで、工場での紙申請を大幅に削減することに成功し、菅公学生服グループ全体で推進しているデジタル化や働き方改革の強力な後押しになっていると感じます。入社登録もCJKとCSRの自動連携によって一度で完了できるようになり、別システム利用時と比べ、重複入力の手間を完全に削減できました。
 

工藤様:
個人的には、有休管理のチェック業務を効率化できたことがとても嬉しいですね。従来は、二重登録の影響で時間有休の端数が合わず、その確認にかなりの工数を要していました。「残日数が違うのでは」と問い合わせがあるたびにシステムを確認し、数字が合わない原因を探す作業を何度も繰り返していて...。労力がそこに割かれるのが辛かったのですが、CSR導入後は誤差が解消され、負担が軽減しました。

また、有休を取得していない対象者や上長にピンポイントで通知を自動送信できるようになったので、手動でメールを送信する必要がなくなりました。
 

上杉様:
人事担当者だけに届くエラー通知も助かっています。これまではエラーが発生していることに気づけませんでしたが、自動通知によって速やかに対処できるようになりました。

 

――特に気に入っている点や、よく使う機能等があれば教えてください。

上杉様:
私は特別休暇の「ナビゲーション機能」が気に入っています。これは、システム上の質問に沿って回答していくことで、就業規則に則った休暇取得手続きをサポートしてくれる機能です。従業員が迷わず正確な取得日数で申請できるようになったため、利便性が向上したことはもちろん、管理部門への問い合わせや確認の工数を最小限に抑えることができました。さらに、特別休暇の内訳も管理しやすくなりました。

今後の展望COMPANYを活用し、戦略人事の基盤づくりを推進

――今後、どのようなことを目指しておられますか。

工藤様:
人事の仕事は法律に強く縛られているため、これまでは「正しく遂行すること」に重きが置かれ、効率化や付加価値の創出に十分取り組めていませんでした。今後は、より戦略的に人事制度を見直していく方針で、COMPANYの力を借りながら着実に形にしていきたいと考えています。まずは、煩雑さが課題となっている賃金制度の運用を改善したいですね。

こうした人事総務グループの取り組みを通して、従業員の皆さんがより働きやすく、働きがいを感じられる環境を整えていきたいです。

※本記事は2026年2月時点の内容です。
 

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